TEAL
ICT機器の活用 ─ TEALによる自主創造の実現へ
TEAL(Technology-Enabled Active Learning)とはテクノロジーで可能になる能動的な学習方法のことです。本校では全生徒を対象にiPadを導入しています。併せて全ての教室に無線LANを整備し、いつでもどこでも積極的に学べる環境を構築しています。iPadの導入により、世界的視野で物事を捉えグローバリゼーションに対応できる「自主創造」の気風に満ちた人材の育成を目指します。
新学習指導要領では必修科目「情報Ⅰ」において、全ての生徒がプログラミング、ネットワーク(情報ネットワーク)、データベースの基礎について学びます。
1 いつでもどこでも学べる環境
「頑張っている生徒に応えてあげたい」そんな先生方の熱い想いから、この環境が生まれました。学校以外でもインターネットを通じて課題などの受け取りがスムーズにできます。デジタル化により、部活動等の遠征先でも教材を閲覧することができます。
2 学習活動の効率化
資料のデジタル化(数値のグラフ化、リスニング教材の配信、実験データ処理、映像データなど)により各教科での学習の幅が広がり、勉強する楽しさが増すなどの効果が得られます。また、学習課題の配信によりペーパーレス化、学習活動の効率化を図ることができます。「あの問題の解答は何だったかな?」疑問が湧いた時こそ学力向上のチャンスです。
3 アクティブラーニングによる自主創造の実現へ[協働学習]
どこにいても学習課題の送受信や映像資料の閲覧、学校からのお知らせの受け取りができます。これにより、これまでの受動的な学習形態から脱却し、自ら調べ、まとめ、発表するといった能動的な学習が可能になります。協働学習やプレゼンテーションなどにより、主体性・創造性の気風に満ちた人材の育成を目指します。
4 進路選択をサポート
進研模試デジタルサービスを利用することで、模試の振り返り、大学研究、志望校の検索などを行うことができます。また、大学受験時には願書の取り寄せ、ネット出願、過去問題検索として活用でき、大学受験や進路選択をサポートします。
オンラインサポート
2020年春、世界は新型コロナウイルス感染症に襲われました。本校でも感染拡大防止の観点から長期の臨時休業となりましたが、インターネットを介した授業や面談、ホームルームなどによって、生徒とのつながりを保つことができました。オンライン授業では生徒のことを熟知している教員自らが授業動画を作成し配信しました。先生たちは撮影方法や動画配信の手順を学び、生徒に黒板の見え具合や音声の聞こえを確認するなどして、日々スキルアップしながら動画を配信し続けました。生徒も先生も学び成長しながら、この難局を乗り越えました。