TOP

佐野日本大学高等学校

ピックアップ

【学園創立60周年記念】ラグビー元日本代表大野均氏講演会

※下記の内容は、とちぎテレビで6月10日(月)に放送されました。

こちらからご覧ください。→https://www.tochigi-tv.jp/news3/page.php?id=00001154

また、佐野ケーブルテレビで6月14日(金)~15日(土)に放送されました。

 

6月10日(月)、ラグビー元日本代表で現在は東芝ブレイブルーパス東京でアンバサダーをされている

大野均さんを講師としてお招きし、プラザ40で講演会を開催しました。

 

はじめに、髙原高等学校校長からご挨拶と講師の方の紹介がなされました。

 

その後、大野均さんに『弱小チームからワールドカップに勝つまで』という演題で

お話しいただきました。

 

大野さんは、ラグビー日本代表としての選手生活を振り返りながら、

ラグビー日本代表になるまでの自身の生活について、また、ラグビーの知識や求められるスキルなどを

実際の試合映像を織り交ぜながらお話しいただきました。

大野さんは野球が大好きで、小学校から高校までは野球に打ち込む生活を送っていたものの、

大学進学時に先輩方の熱烈な勧誘で日本大学工学部のラグビー部に入部したそうです。

ラグビーは初心者で、キックやパスなどの技術は低かったものの、

その中でもがむしゃらにプレイをすることで根性を評価され、

福島県選抜チームへの選出、東芝ブレイブルーパスの社会人練習への参加を経て

強豪である東芝ブレイブルーパスに採用されることになります。

大野さんは、技術の低い自分がチームのためにできることはなにかを考え、

体を張ってボールを繋ぎ、走り続けました。

そして、その努力を当時の日本代表の監督に評価され、日本代表に選ばれました。

2015年のワールドカップには当時世界ランキング2位の南アフリカを相手に、

世界一厳しいと言われた練習を4年間こなしてきた自分たちを信じ、

「今までやってきたことをすべて出し切って、それでも負けたらしょうがない」という

開き直りにも近い覚悟で臨んだそうです。

その結果、「世紀の番狂わせ」と呼ばれる記念すべき勝利をおさめることができたのです。

大野さんは、「良いチームワークとは、このチームのために自分がするべき仕事・役割を

完璧にやり抜くこと」であると述べられました。

さらに、日本代表としてモチベーションを保ちながら世界と戦い続けられる選手の共通点として

「覚悟・本気・感謝」の3要素があり、中でも「感謝」こそが

自分を成長させる最も根本にあるものだと述べられました。

結びに佐野日大の生徒に向けて、「ぜひこれからの日本ラグビーに注目していただき、

そこから困難に立ち向かう勇気やなにかをやり遂げるすばらしさを共感して受け取ってほしい。」

と伝えてくださいました。

 

講演後は質疑応答の時間を設け、生徒たちからはたくさんの質問があがりました。

大野さんはあがった質問すべてに丁寧にお答えくださいました。

△質疑応答の様子

 

最後に船渡川中等教育学校校長が謝辞を述べられました。

今回の講演会は生徒にとっても教職員にとっても、たいへん学びの多いものとなりました。

貴重な機会を本当にありがとうございました。

 

△大野さんと本校ラグビー部の記念写真