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佐野日本大学高等学校

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【国際交流】中国語講座⑦!

 秋天加深了。(秋もだいぶ深まってきました。)我期待着秋天的落叶。(紅葉が楽しみです。)

 大家好!皆さんこんにちは。本校は前後期の二期制をとっていますので10月から後期の始まりとなります。後期からも恒例の中国語講座が実施されています。

 

 

 今日は中国語の数の表現について勉強しました。皆さんもなじみのある、「イー・アル・サン・スー……」というものです。日本語の数の音読みである「イチ」「ニ」「サン」「シ」と近い音ですね。もちろん、日本語の音読みは中国語の発音がもとになっています。ただし、中国語音は時代によってやや変化してきていますので、ある漢字が日本に入ってきた時代の音が反映されています。

 

 日本語の訓読みの数え方はご存じですよね。そう、「ひ」「ふ」「み」「よ」「いつ」「む」「なな」「や」「ここの」「とお」です。十一は「とおあまりひとつ」ですね。百は「もも」、五百は「いお」、八百は「やお」、千は「ち」、万は「よろず」です。人の数を数える時、「ひとり」「ふたり」までは訓読みで3人から「サンニン」と音読みになるのは面白いですね。そうかと思えば、4人は「よ(訓読み)にん(音読み」となり、5人はまた「ゴニン」と音読みになります。「よにん」となるのは、音読みの「シニン」が「死人」に通じるのでそれを忌み嫌って「よにん」になったという説があります。

 3人や4人の訓読みがないわけではありません。3人は「みたり」、4人は「よたり」という訓読みが存在しています。古語では普通に使われる読みですが、現代語では廃れてしまった読みの一つですね。もちろん中国語ではすべて中国語の漢字音で読むので、「ひとり」は「一个人(イーガレン)」、「ふたり」は「両个人(リャンガレン)」などと発音され、「サンニン(みたり)」は「三个人(サンガレン)」と発音されます。身近な表現でもこうして比較してみると大きな違いがあることに気付かされますね。外国語を学ぶことは自国の言語の特色を振り返るきっかけにもなりますね。それでは皆さん、再見!