令和3年度入学式
4月7日(水)、令和3年度入学式が行われました。
今年度の入学式は感染症対策を徹底し、プラザ40にて全体実施となりました。
(保護者は各家庭1名までの参加)
昨年度から全クラスが集まる集会を実施できずにいた中で、
今年度初めの入学式を盛大に挙行でき、喜ばしい限りです。
晴天にも恵まれ、新たな門出にふさわしい日です。
受付を終え、開始まで凛とたたずむ新入生(すこし緊張がみられます)
10:00 定刻通り、入学式が開式されました。
渡邊校長による新入生450名の入学許可宣言
校長式辞
桜を始め、様々な花が咲き誇り、春の薫りが満ち溢れる、まさに春爛漫の今日の佳き日、令和3年度佐野日本大学高等学校入学式を、このように多くの皆様の祝福のうちに挙行できますことを、心からの喜びとするところです。
今真剣な眼差しでこの場に臨んでいる第58期の新入生の皆さん、歓迎の気持ちを込めてお祝いを申し上げます。皆さんご入学、おめでとうございます。また、これまでお子様を、手塩にかけて育んでこられた保護者の皆様、ご入学、誠におめでとうございます。ただいま本校で責任を持って新入生の皆様をお預かりいたしました。今後ご家族の皆様としっかりと連携させていただきながら、お子様方一人ひとりの充実した未来づくりを支援してまいる所存です。どうぞよろしくお願い致します。
さて、これから始まる、高校生活の3年間は、皆さんの人生を大きく方向づける大切な日々となるでしょう。楽しいことも、たくさんあるでしょう。つらく苦しいこともあるでしょう。だからこそ、今改めて思い起こしてほしいことがあります。それは、このように立派に成長してきた皆さんですが、実は多くの人に支えられてこその今日であるいうこと。まずは、この世に生を受けて以来、お母さん、お父さん、おばあさん、おじいさんなど、ご家族の皆さんの愛情を受け、「無事に、健康に育って欲しい。立派な人になって欲しい」という祈りとともに、大切に育まれてきた。さらに保育園・幼稚園・小学校・中学校、あるいは塾の先生方、そして地域社会の方々などのたくさんの導きや支えによって今日の皆さんの基礎がつくられてきた。皆さん一人ひとりが、大切な大切な唯一無二の存在であるのです。ですから、そのようにかけがえのない存在である自分自身を大切にして、これから素晴らしい実りある人生を切り拓いていくのだという覚悟を、持ち続けて欲しい。特に、辛いことや苦しいことに出会ったときには思い起こして欲しい。きっと「勇気」と「元気」が体の奥底から湧いてくるはずです。また、自らを大切にするのと同じく、やはり一人ひとりがかけがえのない存在である、今皆さんの周りにいる佐野日大の仲間たちを大切にして欲しい。周囲の人を大切にする気持ちを皆で持つことが、クラスや部活動などを居心地が良く活気のある「学びの共同体」にし、それぞれが大きく成長していく場を作り上げることにつながるのです。「自他を大切に」。普遍の原則ではありますが、コロナ禍やSNSが発達している現在にあっては、ますます重要なことであると思います。
さて、私達佐野日本大学高等学校の親大学である日本大学は、1889年、大日本帝国憲法が発布されたその年に、日本法律学校としてスタートし、現在では16学部87学科を有する日本最大の総合大学として発展を続けています。その礎をつくられた学祖山田顕義先生は、かの吉田松陰先生の松下村塾で学ばれました。
立志は特異を尚(たっと)ぶ、俗流と与(とも)に議し難し。
身後(しんご)の業を思はず、且だ目前の安きを偸(ぬす)む。
百年は一瞬のみ、君子は素餐(そさん)する勿れ。
これは、松陰先生から若き日の山田顕義先生に与えられた漢詩で、人とは異なる大きな志を持ち、時間を無駄にしないで生きることの大切さを熱く伝えられたものです。
その後山田先生は幕末の戊辰戦争では軍人として活躍され、さらに我が国最初となる伊藤博文内閣では初代司法大臣として法の整備に努めるなど、まさに近代日本発展の基盤創造に貢献された方でありました。私達佐野日大では、この伝統と精神を受け継ぎ、「自主創造」、「文武両道」、「師弟同行」の3つを校訓として教育に取り組んでいます。
皆さんにもこの校訓のもと、一人ひとりがそれぞれに高い志を持ち、その実現に向けて日々励む姿勢を身につけて欲しいと願っています。 また、これからの時代に活躍できる若者を育成するため、本校では基礎学力・応用力の育成、一人1テーマの研究やプレゼンテーションを行う探究学習、イギリス、アメリカ、ハンガリー、中国、ニュージーランド等との交流を基軸としたグローバル教育、ICTを積極的に活用した教育の4つを柱とした教育改革を推進しています。その成果は、この春の卒業生の学習や進路の実績にも良く表れています。これからも、生徒の皆さん一人ひとりの希望進路実現と、時代を先取りした教育の遂行に向けて一層の改革・改善に取り組んで参りますので、新入生の皆さんも、この4つの教育の柱を意識しながら、先輩方に勝る勢いで力をつけて行くよう努力してください。
結びに、本日入学した新入生の皆さん一人ひとりが日々成長し、3年後に大きく力強く羽ばたいていけるよう、教職員一同努力して参りますことをお誓い申し上げますとともに、保護者の皆様のお力添えを賜りますようお願い申し上げて式辞といたします。
日本大学学長祝辞(長谷川理事長による代読)
横井PTA会長祝辞
新入生代表、誓いの言葉 1年1組 岡 聖之さん
入学式を挙行するにあたってと感謝にはじまり、
キング牧師の言葉(以下)を引用し、
強い意志をもって高校生活の第一歩を踏み出したいと力強く述べました。
キング牧師の言葉
Take the first step in faith. You don’t have to see the whole staircase, just take the first step.
疑わず最初の一段をのぼりなさい。階段のすべてが見えていないくてもよい。
とにかく最初の一歩を踏み出すのです。
在校生代表、歓迎の言葉 3年4組 武井 碧香さん
期待と不安を抱く新入生に対して、
先生方・在校生・共に学ぶ仲間たちの支えて充実した生活を送ることができると、
自身の学校生活を振り返り述べました。
また、これからの3年間、壁にぶつかる苦しいこともあることを踏まえ、
「Tough times bring opportunity.」
(苦しい時間はチャンスをつかみ取るためのものである)という言葉を贈り、
諦めずに挑み続けてほしいと鼓舞しました。
閉式の後、役教職員・第一学年担任紹介がありました。
**役教職員**
△写真左より、片岡哲哉教頭(英語)、高原健治教頭(数学)、
齋藤芳幸主事(特進コース・教務・数学)、
岩崎浩士主事(スーパー進学コース・学習指導部・国語)
△写真左より
町田裕之主事(進学コース・生活健康指導部・地歴公民)
小曽根勲主事(進路指導部・渉外部・国語)
田邉健主事(入試室・講師室・国語)
赤坂英則事務長
**担任紹介**
△写真左より
【特進】1組 芳賀教諭※、2組 和田教諭、3組 大木教諭
【スーパー進学】4組 石川教諭※、5組 日景教諭、6組 種里教諭
△写真左より
【スーパー進学】7組 小笠原教諭、8組 中丸教諭、
【進学】9組 永田教諭※、10組 木村教諭、11組 高瀬教諭、12組 板橋教諭
※のついている教諭がコース学年主任です。
新たな門出を迎えた新入生、明日から佐野日大での高校生活が始まりますね。
さまざまな挑戦をし、3年間でさまざまな可能性を探り、
そして、大きく成長してくれることを期待しています!
共に頑張りましょう!
【連絡】
明日、始業式は全学年8:50登校、13:30下校の予定です。※要昼食
新学期、遅れることのないよう登校してください。