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佐野日本大学高等学校

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【学校行事】令和5年度入学式

令和5年4月5日(水)、入学式が挙行されました。

3年ぶりにマスクを外してプラザ40にて全体実施となりました。
開式の際に校旗入場があり、旗手は生徒会長の三上穂夏さんが務めました。

その後開会の辞があり、髙原高等学校校長の入学許可に続き、式辞をいただきました。

校長式辞 髙原校長先生

春の息吹の感じられる今日の佳き日に、令和5年度佐野日本大学高等学校の入学式を挙行するにあたり、公私共にご多用の中、日本大学から学長 酒井 健夫(さかい たけお)先生のご名代として、日本大学副学長 大貫 進一郎(おおぬき しんいちろう)先生のご臨席を賜り、かくも盛大に式典が挙行できます事を衷心よりお礼申し上げます。また、保護者の皆様におかれましては、立派に成長した我が子の晴れ姿をご覧になり、どんなにか頼もしく感じておられることでしょう。心よりお慶び申し上げます。さて、本校への入学が許可されました397名、第60期の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。皆さんの入学を心から歓迎いたします。

本校は、昭和39年に日本大学の付属高等学校として設立され、「自主創造」「文武両道」「師弟同行」を校訓として、変化が激しく予測困難なグローバル化時代において、活躍することのできる人材の育成を目指しています。

「自主創造」とは、日本大学の教育理念でもあります。自ら学び、自分の頭で考え行動し、自ら道をひらく、自立する精神をあらわします。新型コロナウイルスによる混乱、国際情勢の不安など、変化が極めて激しい、グローバル化した社会を生きる皆さんの指針となるものです。「文武両道」とは、科学的、論理的な思考力、的確な判断力、豊かな創造力などの確かな学力を身に付けることと同時に、自分の力で困難を乗り越える体力と気概を持つことであり、自分の夢を実現していくためには、大変重要なことです。学業に対しての真剣な取り組みが、部活動での真剣勝負が、将来の可能性を広げる力となるのです。「師弟同行」とは、教師、生徒が同じ目線で、共に高い目的意識をもち学びあい、人生を深めることです。

今年、本校は創立60年目を迎えます。新入生の皆さんには、先輩たちが築いてきた伝統を受け継ぎ発展させていくことを強く期待します。私たち教職員は、皆さん一人ひとりの個性や資質・能力を最大限に伸ばすための教育活動をさらに充実させ取り組んでまいります。しかし、このことを真に実効性のあるものとするためには、生徒の皆さんの真剣な取り組みと保護者の皆様のご理解とご支援が不可欠であります。この場をお借りしてご協力の程お願い申し上げます。

さて、新入生の皆さんは、今日から本校の生徒としての生活が始まります。そこで、本校での生活を充実したものとするために心掛けてほしいことについて2つお話します。

1つ目は、「挑戦」、CHALLENGEです。高い志を持ち、自分の夢に挑戦してください。そして、夢を実現させてください。「立志は万事の根源なり」これは、日本大学の礎を作られた学祖山田顕義先生が学んだ「松下村塾」の吉田松陰先生の言葉です。志は人が行動するための基盤です。「自分はこういう人生を歩みたい」、「自分の生き方はこうありたい」という心のもち方こそ「志」であり、志のある人は生き生きと生活しています。人は志をもち、目標に向け努力する過程において、感動的な体験をしたとき、生きがいを強く感じるものです。将来の方向性が定まれば、それを実現させるために、今、何を、どの様な方法でやらなければならないかという、自分の課題とそれらに取り組む手立てが見えてきます。つまり、夢をもち目標を立てることからすべてが始まるということです。新入生の皆さん、確かな目標を定め、その達成に努めてください。苦しいときもありますが、努力を真摯に継続することで、未来も広がってきます。初心を忘れずに。高い志をもち、夢に向けてCHALLENGEをしてください。

2つ目は、「よき友人をつくる」ということです。学校は集団生活の場であり、連帯と友情の輪を広げるところです。各自が自主創造の精神を育むとともに、学び合い、励まし合うクラスの雰囲気をつくり、互いに他人を尊重する思いやりの心を持つことが大切です。また、人は人とのふれあいを通して心が豊かになり、特に高校時代に築いた友情は、終生の支えになるものです。文武両道の精神で、学業に励み、部活動や学校行事に積極的に参加し切磋琢磨する中で生まれる友情を、大切にしてください。人の生き方、考え方に最も影響を与えるもの、それは「人との出会いである」ということを忘れず、クラスの仲間や先輩・後輩との出会いを大切にしてほしいと思います。かけがえのない友情を育てること、それは皆さんの一生の宝物となるはずです。

結びに、私たち教職員は、新入生、一人ひとりの可能性を信じ、全力を挙げて教育活動に邁進していくことをお誓い申し上げますとともに、本校教育の充実と発展のため、保護者の皆様の深いご理解と力強いご支援を賜りますよう重ねてお願い申し上げて式辞といたします。

 

続いて、日本大学学長からの祝辞、来賓として横井PTA会長からの祝辞をいただきました。

その後、登壇者の紹介があり、続いて「新入生代表誓いの言葉」を1年1組の中原 帆乃香さんが、「在校生代表歓迎の言葉」を3年7組の三上 穂夏さんがそれぞれ行いました。

 

新入生代表、誓いの言葉 1年1組 中原 帆乃香 さん

 

 生命が生き生きと活動を始め春の訪れを感じるこの佳き日に、私たち新入生のためにこのような素晴らしい入学式を執り行っていただき、誠にありがとうございます。新入生を代表し、心より感謝申し上げます。

 受験生としての過酷な日々を乗り越え、今日、私達は佐野日本大学高等学校へ入学します。環境の変化に不安もありますが、それ以上に、これからの新しい出会いへの期待で胸がいっぱいです。

「なりたいものは何か」、「成し遂げたいことは何か」を明確にし、「自主創造」「文武両道」「師弟同行」という校訓のもと、目標達成への努力を積み重ねていきたいと思います。

 多くの変化が起こっているこの時代に、人々の個性が花開き、多種多様な職業が生まれました。新しい技術が次々に開発され、私たちはより多くの「便利さ」と「自由」を手にすることになりました。これは、素晴らしいことである反面、自由であるが故に、私たちには自分の生き方を自分で決める責任がこれまで以上に課せられています。探究学習、ICT、グローバルと幅広い分野の教育が充実しており、一人ひとりの可能性を最大限に引き出せる環境のあるこの佐野日本大学高等学校で、自らの「疑問」を大切にして、吸収する意識を常にもち、将来どう生きるかへのヒントを少しずつ集めていって、自らの「可能性の扉」を開きたいと思っています。

 大学受験、就職など他者と能力を比較される機会はたくさんあります。無意識のうちに急ぎ足になってしまうこともあるかもしれません。しかし私は、自分自身がやってみたいと思うことが最も大切で、自分にとって大きな力になると思います。

 Believe you can and you’re halfway there.

「自分ならできると信じれば、もう半分は終わったようなものだ」

 これは、アメリカ元大統領セオドア・ルーズベルトの言葉です。自分の思い通りにいかず、諦めてしまいそうになった時でも、自信を失わなければ、達成に向かって諦めずに努力し続けることができます。自信に繋がる自分の強みを探し、新たなことに果敢に挑戦していきたいです。

最後に、髙原校長先生を始め、先生方、先輩方、まだまだ未熟な私たちですが、あたたかいご指導をよろしくお願いいたします。

本日、私たち新入生一同は、栄えある佐野日本大学高等学校の生徒としての自覚と誇りを胸に、伝統を守り、志を高く掲げ、努力邁進していくことをここに誓います。

 

在校生代表、歓迎の言葉 3年7組 三上 穂夏 さん

 暖かい日差しに包まれ、花々が咲き誇る季節となりました。春爛漫を感じるこの良き日に、新たな一歩をふみだす三九七名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。皆さんが入学されるのを心待ちにしていました。生徒を代表して、歓迎申し上げます。

 さて、皆さんは今、どのようなお気持ちですか。これから始まる学校生活に夢や希望を持っていると同時に、慣れない環境に不安や悩みを抱いていることと思います。二年前の私もそうでした。しかし、様々な行事の中で仲間や先生方との沢山の時間を過ごしていくうちに、次第に打ち解けられるようになり、すぐに楽しい日々を送ることができるようになりました。豊かな自然に恵まれ、充実した施設や学習環境が整ったこの学校で、落ち着いた雰囲気の中、日々仲間と切磋琢磨しながら勉学、部活動に励んでいます。

 本校の最大の魅力は、一人ひとりが輝ける場所だということです。学校行事や部活動、課外活動、探究活動、国際交流など輝く機会は沢山あります。皆さんが佐日に来た理由はそれぞれにあると思います。私も、皆さんと同じように目標を持って入学しました。自分たちの目標をかなえるために、この佐野日本大学高等学校で輝ける場所を一緒に見つけましょう。

「Man is a goal-seeking animal. His life only has meaning if he is reaching out and striving for his goals.」

「人間は、目標を追い求める動物である。目標へ達成しようと努力することによってのみ、人生が意味あるものとなる。」

 これは、古代哲学者アリストテレスの言葉です。これから、新しいこと、辛いこと、どうすればいいかわからないことが雨のように降ってくるかもしれません。しかし、そんな皆さんの頭上にどんな時でも優しく傘を差し出すことが、私達上級生の役目だと思っています。ですから、心配せずに肩の力を抜いて、目標に向かって努力し続けてください。

 これから、この佐日で過ごす青春の一ページを仲間達、そして私達と共に歩んでいきましょう。どうぞ宜しくお願い致します。

 

閉式の後、役教職員と第一学年担任の紹介がありました。

第一学年担任紹介

新入生のみなさんは、いよいよ高校生が始まりました。
先生方や先輩たちと一緒に、実りの多い高校生活になるようにがんばろう。
新入生の保護者の皆様、このたびはご入学おめでとうございます。3年間何卒よろしくお願いいたします。